自転車でハトシェプスト女王葬祭殿



エジプト5日目ールクソール2日目

フェリーでナイル川を渡り、レンタル自転車でルクソール西岸の観光がスタート。
ここから西に真っすぐに延びる道を進むと、長閑な風景が広がっています。
道路脇に畑が広がる

道路沿いに植えられた木々がブラインドになっていたため、いきなり巨像が出現してびっくり! メムノンの巨像です。
この巨像、顔が削られているから包帯を巻かれた石像のように見えます。
一対の大きな座像
巨像の後ろには建物があったのですが破壊され、今では復元は困難な状況の様です。でも、いくつかの像は修復された状態でポツンと立っています。この寂寥感が半端ないです。
修復された像

メムノンの巨像を後にして、次の遺跡に向かいます。
緩やかな勾配のある上りのある坂を、左手に”貴族の墓”、右手に”葬祭殿”を眺めながらひたすらペダルを漕ぎます。
固いサドルでお尻が痛くなってきた頃、ハトシェプスト女王葬祭殿の駐車場に着きます。

入場 100エジプトポンド


ハトシェプスト女王葬祭殿の正面
ハトシェプスト女王葬祭殿の建物は綺麗です。というか、修復がなされ過ぎていて、やや面白みのない感じです。
ただ、壁画は剥げている個所がありますが綺麗に色が残っていて見応えがあります。
アヌビス礼拝堂の壁画を楽しむ観光客
アヌビス礼拝堂の右奥

ホトハル礼拝堂はアヌビス礼拝堂と雰囲気がガラっと変わります。
ホトハル女神の柱
ハトシェプストの指を舐める雌牛の姿のハトホル女神

今回のハトシェプスト女王葬祭殿の目玉は、2018年1月に1961年ぶりに公開された”至聖所”です。
The Complex Of The Sun Cult
http://luxortimesmagazine.blogspot.com/2015/02/full-report-on-sun-cult-complex-in.html

至聖所の案内
残念ながら、至聖所の入口には金網の戸が設置されているため内部に入ることはできませんが、写真を撮ることは可能です。

至聖所
肝心な壁画は削られていますが、完全な形での修復が期待されます。