自転車で王家の谷



エジプト5日目ールクソール2日目

ハトシェプスト女王葬祭殿から自転車で王家の谷に向かいます。王家の谷は、やや勾配のある長い坂を上りきった先にあります。
王家の谷に続く上り坂
どのくらいの時間がかかったのだろうか。おそらく15-20分位、上り坂を自転車を漕ぎ続けて駐車場に到着です。

王家の谷のMAPと公開状況
ビジターセンターでセキュリティーチェックを受けた後、この建物を出た右にチケット売り場があります。売り場の存在に気付かず墳墓エリアまで行ってしまった。

王家の谷には60を超える墳墓があります。そのうち公開されている墳墓は10数か所。
墳墓を見学するにはチケットが必要で、基本は3ヵ所の墓に入場が可能な ”For 3 Tombs” を購入します。”For 3 Tombs” を2枚購入すれば6ヵ所まわれます。 が、中には特別料金の墳墓があるので注意が必要です。
墳墓の中での写真撮影は、300エジプトポンドでチケットを購入すると3ヵ所まで可能です。ただし、カメラチケットを持っていても、KV62 ツタンカーメンなどの特別な墳墓では不可となっています。
3ヵ所の墳墓 200エジプトポンド
KV9 ラメス5世と6世 100エジプトポンド
KV62 ツタンカーメン 250エジプトポンド


KV9 Ramsen V & VI(特別料金)

各墳墓の入口付近には、墳墓の構造や見所のパネルが必ず設置されています。







KV62 Tutankhamun(特別料金)

ツタンカーメンの墳墓内は、撮影禁止となっています。
入口には、発見時の墳墓内の様子を紹介したパネルが設置されています。

発見時の墳墓内の様子
発見時のツタンカーメンの状態
墳墓の構造
入口から通路を下るとミイラが保管された前室があります。ミイラよりもツタンカーメンが置かれていた玄室です。特筆べき点は、玄室の壁画です。完全に修復された壁画は金色で装飾され、これまでエジプトで見てきたどの壁画をも超越して素晴らしいものです。写真が取れないのが残念です。

KV6 Rameses IX、KV14 Tawsert and Sethnakt、KV15 SetyII の墳墓も見ましたが、どれも趣が異なり良かったです。
王家の谷の墳墓は、本当に素晴らしく存在自体が奇跡です。