エジプト考古学博物館



エジプト3日目ーカイロ3日目

ギザに世界最大規模の大エジプト博物館が建設されており、同時にエジプト全国の博物館で保管されている収蔵品をこの博物館に移送しています。先月迄に一部開館との噂がありましたが、2020年以降の開館が有力となっています。
昨日、ギザのピラミッドに行く途中にこの博物館近くに寄ってみたのですが、まだまだ建設作業中じゃないですか!観光相のお偉いさんは、もの凄いリップサービスしましたね。

なので、今日はエジプト考古学博物館を見学します。

エジプト考古学博物館
博物館入口正面奥には、一際大きな像が鎮座しています。
アメンヘテプ3世と王妃
アメンエムハト3世(第12王朝)が建設したピラミッドの頂上部分に設置されていたとされる石、キャップストーン。
ピラミッドのキャップストーン

エジプト考古学博物館の目玉は、ツタンカーメンの黄金のマスク(写真撮影禁止)。多くの来館者が時間をかけて見学しています。

人が生まれる時、ともに生まれ、死後もともにあり続ける存在。それが”カー”。
ツタンカーメンの墓内で玄室を守るように立っていたカーの像。
ツタンカーメンのカーの像
ミイラ化の際に、体内から取り出した内臓物を4つのカノプス壺に収めます。死後の世界で復活するために必要なんだとか。
ファラオの顔を彫刻したツタンカーメンのカノプス壺

個人的にお気に入りは、私が勝手に命名した”ボッチ像”です。はるか昔のこの地に、一人で寂しく佇んでいたと勝手に想像すると面白いです。

ボッチ像と勝手に命名

多くの展示品があり、全て見てまわるのに2時間強かかりました。古代エジプトの歴史や風習を少しでも予習してあると非常に楽しめると思います。