「ERA 時空の旅」を見る




上海 3日目 - 2

むかーしのテレビには、世界各国から特異な外見を持つ人物や優れた特技を持つ人物が登場する番組がありました。世界一背の高い人や体重の重い人、巨乳な人に混じって中国の雑技団も登場していました。雑技団の華麗な曲芸や奇術などは今でも記憶に残っています。

今回の上海での最大の目的は、”雑技を楽しむ” ことです。

上海では雑技団がいくつかある様ですが、今回は上海雑技団「ERA 時空の旅」を事前に予約しています。
「ERA 時空の旅」の専用ホール







19時20分まで疎らだった会場は、19時30分の公演開始に合わせて団体客が詰めかけます。自分の席を探すため多くの客がウロウロするので会場は大混雑。観客の大半は欧米人ですが、GWのためか日本人も多いです。

19時30分、静かに公演が始まります。観客の目を少しずつ集め、開演前のざわつきが次第に静かになります。

幕が上がると、雑技が次々と披露されます。
危険が伴う雑技には時間が止まったような緊張が漂い、柔軟系の雑技には音楽や光(影)の演出があります。緊張と緩和、静寂と音が交互となって進行していきます。

途中、失敗があったのですが大事に至らず。

観客を沸かせながら会場のボルテージを上げていきます。
クライマックスは、巨大な鋼鉄の球体とバイク。これまでサーカスで何度も見てきたので想像できるのですが。
でも、でも、違うのです! これまでとは違ったのです!!!
はじめ球体内のバイクは1台だったのですが、どんどんバイクの台数が増えていくのです。バイクが追加投入されるたびにバイクとバイクの車間距離が狭まり、会場の緊張度は増していきます。車間が無い極限の状態になっても、さらに複数台投入。「もうどうなっちゃうの? やめてー」と心の中で絶叫してます。


スタンディングオベーションの嵐

生演奏をバックに美しい歌声を披露したり、リボンだけの空中パフォーマンスは愛をテーマにしていて、雑技だけではなくエンターテイメント性が素晴らしいです。
想像していた以上に雑技に夢中となり、大興奮したまま会場を後にします。