エルミタージュ美術館



ロシア15日目ーサンクトペデルブルク3日目


アメリカでは、大寒波の影響で航空便が欠航し、鉄道もダイヤが大幅に乱れているようですね。一方、ロシア・サンクトペデルブルクでは0℃±5と思っていたほど寒くなく、時折冷たい雨が降る程度です。


今日は、世界屈指のエルミタージュ美術館に行きます。

宮殿広場
10時7分に宮殿広場に到着すると既に門が開いており、案内に従って左の門から中庭に入ります。

ネットでチケットを購入している人はこちら

中庭に多くの人が行列を作っています。

入場待ち
窓口が混雑し、チケットを購入する人たちが列をなしています。事前にネット購入している私も並んでしまいましたが、本来は先頭の係員にパウチャーを見せればいいそうです。

クロークに上着と鞄を預け、エントランスホールで”MUSEUM PLAN”を手に入れます。”MUSEUM PLAN”は館内見取図で、効率よく鑑賞するためには必要となります。


1階の展示内容に興味がないので、2階に上がります。
冬宮の東宮中央階段、別名「大使の階段」がお出迎え。すごい!

皇帝を謁見するための階段

2階では、”The Winter Palace and the Hermitage in 1917. History was made here”のイベントが開催中で、100年前の様子を紹介しています。
エルミタージュ美術館では、部屋ごとに装飾が異なり名画の鑑賞と同時に宮殿装飾も楽しむのですが、イベント会場ではパネルが宮殿の美しい装飾を隠しています。



エルミタージュ美術館ではオーディオガイドに日本語も用意されていますが、宮殿の装飾に関しての解説があれば借りていたと思います。

ブドア

黄金の客間
ラファエルロ回廊
2階の冬宮側では、宮殿のインテリアとロシアの文化を中心に展示し、新エルミタージュ側では、イタリア美術を展示しています。名画の中でも、レオナルド・ダ・ヴィンチの「リッタの聖母」や「ブレアの聖母」には多くの人が集まっています。

レオナルド・ダ・ヴィンチ 「ブノアの聖母」 

カウヴァッジオ 「リュートを弾く若者」

この2階フロアに多くの来館者が見たい展示品が集まっているのですが、全て見て回るのに3時間くらいかかります。
あとは、3階の中央アジアから東アジアの美術を鑑賞します。このゾーンは、インドやチベット、中国の色合いが強く、日本は一番奥での展示となっています。

エルミタージュ美術館でも、この3階フロアで特に推していたのが敦煌石窟の壁画でした。

敦煌石窟の壁画

2階から3階を見て回ると4時間かかってました。
多くの展示品を鑑賞し充実した感はあるのですが、ジャンルが様々で大き過ぎるが故に一つ一つの印象がぼやけてしまっています。
1階フロアにも様々な展示品があるのですが、食傷気味と歩き疲れで退館します。