変化のない車窓は見飽きる



ロシア3日目 シベリア鉄道2日目

朝、ハバロフスク駅への停車で目が覚めます。昨夜、日本語で挨拶してくれたロシア人の二人がここで下車です。握手してお別れします。

列車は、ハバロフスク駅を出発すると直ぐにアムール川を渡ります。中国との国境を流れる大きな川が凍っています。

氷結するアムール川

シベリア鉄道に乗車すると1回の食事が付いてきます。食堂車での食事を想像していたのですが、実際にはチープな弁当です。弁当は2種類あるのですが、ロシア語が話せないので、スタッフさんが気を利かせて鶏肉バージョンを用意してくれます。

アルファ米と鶏肉の弁当

鉄道の停車駅近くには家が建ち並ぶものの、車窓からの景色は白樺の林や枯れた草原が広がるばかりで暫くすると見飽きてしまいます。それでも、ウサギや鹿は居ないかなと目を凝らすのですが、なにも見つけることができません。
暇だ、暇だーーーと思い始めた頃に太陽が傾きかけてきます。今日見たのはアムール川だけだぞ思っていると、最後の最後にちょっとだけ素敵な光景が待っていました。広大な大地に沈む夕陽は風景をオレンジ色に染め、陰を色濃くします。見飽きた風景がダイナミックに変わり少しだけ感動的です。



夕食は、フレディ・マーキュリー似のロシア人が、スモークサーモンをご馳走してくれました。めっちゃ美味しかったです。

スモークサーモンをつまみに