ラストエンペラーの紫禁城

[2016年12月27日 公開]



昨夜は、調子に乗って飲んでしまいましたね。空港のラウンジでビール、飛行機でワインやウイスキー。今朝は、軽い二日酔いとなっています。
身体が重いですが、世界遺産・故宮博物院(紫禁城)に行かないと。

 故宮博物院 ( http://www.dpm.org.cn/index1024768.html )


さて、心配していたPM2.5の数値が下がり、遠くの信号機がはっきりと見えます。
空気が澄んでいるように見えても、PM2.5の数値は健康に良くない中等度のレベルなんですよね。そんな中、煙草を吸っている人たちって…
北京市内


天安門に通じる道路では、空港や鉄道で行われているセキュリティチェックが各所にあり、警備が重々しいです。セキュリティゲートから離れた場所では、公安からIDカードの提出を求められましたが、「ジャパニーズ、ジャパニーズ」の連呼で通過させてくれました。
天安門

世界最大の城門といわれる午門は、大き過ぎてカメラに納まらないです。色々なアングルで探していると、警邏の人たちが行進してきた。なんか中国っぽいですね。
午門

清朝最後の皇帝の崩御を描いた、映画「ラストエンペラー」。
29年前に公開されましたが、紫禁城太和殿での即位式の荘厳な場面は映画史に残る名シーンです。
その大和殿が目の前に!
大和門

玉座と軒轅鏡
この宝座が、かつては明・清朝の中心だったんですね。
天命を受けていない者(皇帝に値しない者)がこの宝座に座ると天井の鉄球が落ちると言われる軒轅鏡が、天井に見えます。
格子天井や柱の装飾が凄い

細部まで龍

防火用の巨大な甕

大和殿の裏。
映画では、この場所にテニスコートがあったはずなんですが痕跡がありませんね。


皇帝一家が生活していた内廷の一部は、展示室として改装されています。
豪華な展示品はポツーンと置かれているので寂しい感じがします。
奉先殿での時計の展示

坤寧宮は、窓ガラス越しに往時の様子をうかがい知ることができます。
二組の調度品

壁や絨毯に双喜

窓ガラス越しで西太后が住んでいた儲秀宮も生活空間を観察できたのですが、溥儀が住んでいた麗景軒は残念なことに門が閉ざされていました。

故宮博物院は広く、隅々まで歩いて見学すると6時間くらいかかります。

凍った筒子河

景山からの故宮